野々市市の新築進行状況と防水シートの役割
2017/05/31
先週は肌寒い日が続いていましが、今週は打って変わって暑い
いよいよ夏を感じさせる気温になってきました。
今日は野々市市の新築現場リポートです。
今日は3人の職人さんが汗を流しながら仕事に精を出していました
辺りは建築中を含め新築が3件しかありませんけど、これから新しくできる閑静なニュータウンといった感じで、子育て世代にうってつけの立地だな~と思いました
そして私が一番きになったのはこのシート
社長ってばいつの間にこんなものを作ったのでしょう
盛建築のロゴや社名が入ったシルバーの外壁防水シート
せっかくなのでこの防水シートについて簡単にお話します。
外壁防水シートの役割
ほとんどの雨水は外壁材の表面を流れ落ち、建物の内部に入ることはありません。しかし、外壁材の隙間やシーリング材の劣化あるいは材料のひび割れ、サッシと外壁材の隙間といったわずかな隙間から外壁材の裏側にはいる場合があります。また、サイディングなどはサイディングの裏面に結露が発生し、その水分がサイディングと軸組などの構造体の間にたまる場合があります。
外壁防水シートは、これらの外壁表面で防ぎきれなかった雨水や、内部の結露水、あるいは長年の経年劣化で開いたわずから口から入り込んだ雨水が、構造体にまで達しないようにする大切な役割があります。
つまり、外壁材や外壁の表面は1次防水、それで防ぎきれないものを構造体に入らないようにする最後の防水層という重要な役割をもっています。
今では、外壁からの雨水の浸入は10年の保証になっていますが、実はこれらの現象が起こりやすくなるのは保証の切れる10年目以降です。どちらかというと材料が割れたり隙間が生じたり、シーリングの割れなど 経年劣化による外壁の微細な隙間から内部に水が進入する場合がよくあります。
そのようにして入った雨水を最後に構造体に入らないように防ぐ大切なものですから、目に見えない、隠れてしまうものですが、建物の重要な工事の一つといえます。
外壁仕上げばかりに目を奪われがちですが、建物の長い寿命を維持するための大切な部分です。この部分の仕事の善し悪しで、建物の寿命も変わってきます。
きれいで丁重な工事をしている会社は後々のメンテナンスも安心。隠れてしまう部分にその会社の商品(建物)に対する姿勢をかいま見られるものです。盛建築は隠れている部分にも手を抜きません