内断熱・外断熱とは?壁内結露対策
2018/09/26
お久しぶりです。石川です(^-^)
新人の中野さんにブログを任せっきりにさせてしまいました(^^;
頼りになる仲間が居てくれて頼もしいです😊
現在新築工事中の2棟に加えて、新たに2棟の新築工事が始まろうとしています
明後日金曜日に地鎮祭を控えていらっしゃる若いご夫婦との打ち合わせ風景です
今年新築施工させていただいたお客様からのご紹介で、盛建築での施工を選んでいただきました
OBさんからのご紹介と言うのは満足と信頼が無ければあり得ません。
それが新築なら尚更だと思うのです。
新築にしろリフォームにしろ盛建築で施工したお客様からご紹介いただけることは名誉であり、有難いことです
その責任を肝に銘じて邁進します
お施主様ご夫婦は11月には第一子ご誕生予定とのことで、盛下社長も気合いが入っていることでしょう(‘ω’)ノ
間もなく衣替え、これから秋も徐々に深まってゆきます。
寒くなってくると気になる結露。
寒い季節になると、当たり前ですが、暖房をつけます。
これで、お部屋の中は暖かくなりますね。
でも、お部屋の外は寒い。
お部屋の壁や窓は、寒い外気にさらされているので、冷たくなるわけです。
そうすると、お部屋の中の空気は暖かいのに、壁は冷たい。
ここで、温度差が生じるわけです。
そして、じめじめ結露が誕生するわけなんです。
今では、「二重サッシ」や「ペアガラス」が主流となってきました。
窓ガラスを2枚用意すると、その間に空気があるので、外気と室内の温度差を緩和できます。
その原理を利用して、窓ガラスに発生する結露を防止するんですね。
これで、窓ガラスがビチャビチャに濡れるのを防げます。
窓の結露対策は、これで大丈夫でしょうか。
意外と知られていない「壁の結露対策」。
窓などに付く水滴が『表面結露』なのに対し、これを『内部結露』と呼びます。
窓の結露は、見た目で分かりやすいので、気づきやすいですが、壁の結露は、見落としがちになります。
室内と外気に気温差がある個所に結露が発生するので、窓ガラスの次に発生しやすい場所は「壁」です。
壁の結露は気づきにくいです。
どういう時に気づくかというと、「壁にカビが生えた」時です。
普段の生活の中で、「よく壁を触っている」という人は少ないハズ。
なので、目で見て気づくしかありません。
結露の原因は、温度差です。
その温度差をなくせば結露が発生しにくくなるわけです。
そこで断熱です
断熱工事は大きく分けて「内断熱」と「外断熱」の2種類があります。
内断熱は建物の軸組や構造体の部分などどうしても断熱されないところがあり、どうしても外断熱に比べると断熱性は劣ります。また、結露(特に壁内結露)が起こりやすくなってしまいます。
壁の中で起こる壁内結露は特に建物の劣化速度を速めてしまいます。内断熱の場合は壁の中に断熱材を入れているため、壁内結露が起こると断熱材を通って柱や土台などにも湿気が届いてしまうためです。壁内結露を防ぐためには防湿シートを貼るなどの対策が必要です。
内断熱より断熱性に優れ、注目されているのが「外断熱工法」です。構造体の外側に断熱材を貼り、建物そのものを断熱材覆うため、内断熱のように隙間ができないので断熱性が上がります。防湿性が高く、結露が起きにくくなるのが特徴です。
この断熱工事は結露を防ぐだけでなく、まさに「冬暖かく夏涼しい」の住環境を造ることができますが、内断熱に比べて費用が高くなってしまうことがネックですが・・・。
壁内結露が原因で壁の内側が腐ってしまい、外壁がボロボロになってしまったという事例もあります。壁の中が完全に密閉状態になっていたので湿気がこもっていたのです。その湿気は壁内だけでなく外壁にまで達してしまうのです
断熱に加えて大切なのは、水蒸気が壁内に入り込んだときのことを考えて、排出できるような構造にしておくことです。
外壁に通気層を設けておくと、壁内に侵入してしまった水蒸気を排出することが可能になります。
この通気口がないために老朽化を速めてしまった家を当社でも実際に見て、修繕工事を行ってきました。
施工例その1⬅crick
施工例その2⬅crick
意外と見落としがちなのが、バルコニーの通気層です。
笠木の施工時に通気層をふさいでいるケースを良く見かけますので気を付けましょう。