シックハウス症候群など身近な化学物質が健康に及ぼす影響
2017/11/24
おはようございます。
今日も気温は低く、朝から冷たい雨が降っています
そして時折雷も鳴り響いています
すると社長が
「雪おこしやね。」と言いました。
「?」北陸に住んでいながら雪おこしを知らなかった私。
雷おこしは知っていますよ!
浅草名物のお菓子でしすよね⁉笑
雪おこしとは雪が降る前に鳴る雷を「雪起こし」と呼びます。
日本海側は冬型の気圧配置が強まると、シベリアから降りてくる冷たく乾いた空気と日本海の暖かい水蒸気が混じり合い、それが日本列島の山脈にぶつかると急速に積乱雲を発達させます。この積乱雲は激しい雪を降らせることが多く、この時に鳴る雷を「雪起こし」と呼んで警戒しています。
もう山はすっかり雪化粧されていますね。
昨日の休日、家のお隣さんは早くもタイヤ交換してました。
そろそろ本格的に冬支度始めないといけませんね
さて、今日のお話は化学物質が原因で発症する「シックハウス症候群」「化学物質過敏症」など
身近な化学物質が健康に及ぼす影響についてです。
日本で環境ホルモン(内分泌かく乱物質)が注目され始めたのは1997年頃のこと。
アメリカで出版された書籍が日本でも刊行されたのがきっかけだったそうです。
しかしその何年も前に、ある日本人の研究グループが「プラスチックから溶け出す化学物質に環境ホルモン作用があること」世界で初めて発見していたという事実はあまり知られていない。
女性ホルモンを添加していないにもかかわらず、乳がん細胞が増殖するという、通常ではあり得ない現象が何回も起こったのです。
プラスチックの試験管から女性ホルモンと同様の構造を持つ化学物質が溶け出していることを突き止めました。
目がチカチカしたり、吐き気や頭痛などに悩まされるシックハウス症候群は建材や塗料、接着剤などから放散される揮発性有機化合物の室内空気汚染によって起こります。
法的規制(改正建築基準法)など、行政の対応も進んでいますが、ある化学物質に規制がかかると別の化学物質が使われるため、いたちごっこ。
また、建材関連商品には規制がありますが、食器棚やタンス、ベッドなどの家具やじゅうたんには規制がなく、例えば防虫畳に使用される薬剤の中には、体内に入るとサリンやVXガスと同様の毒性を持つ物質に変化してしまうものまであるそうです
シックハウス症候群にしても化学物質過敏症にしても、微量な化学物質による影響であるため、個人差が大きいことも問題を複雑にしています。
全然平気な人もいれば、非常に苦痛を感じる人もいる。そのため周りの人から『気のせい』だと相手にされず、一人で苦しみを抱えてしまう人も少なくありません。
たまたま心理的・社会的ストレスが強かった、たまたま睡眠不足や栄養状態が悪かった、たまたま糖尿病や高血圧などの持病が悪化していた。そのような“たまたま”のときに、それまでは化学物質に反応していなかったのに、突然発症してしまうケースもあります。環境因子に対して感受性の高い人ほど発症リスクが高く、不安障害がある方や鬱傾向にある方の場合は精神的な症状が前面に出てきやすいという特徴はありますがとにかく症状が多様です。
苦しみを周囲に理解されず、患者自身が精神的な疾患だと思い込んでしまうことも多く、心の専門家が診察すればシックハウス症候群や化学物質過敏症の7割から8割の患者さんに、おそらく何らかの精神病名をつけられるそうです。
化学物質と共存しながらも、健康を維持増進していけるよう工夫が求められる時代なのです